安全への配慮 5S活動

綺麗なブースはキレイな倉庫から
当社の5S活動と安全への取り組み

5S活動と安全を当社が最重要視する理由

小さなキレイの積み重ねがお客様の信頼とリピートにつながる

当社のブース装飾は看板の伝達力が一番のこだわりですが、自社で管理するオクタノルム材の綺麗さは展示会会場で一番の自負があります。購入後5年以上経過したオクタノルム材も1年しか経っていないオクタノルム材も展示会場でブース装飾されて並べば区別が付かない程です。

なぜそれ程までにきれいさを保っているのか、それは展示会を終えて戻ってきたオクタノルム材を手作業で1パーツずつ清掃しているからです。ほかの展示装飾会社でメンテナンスをしてるところは恐らく無いと思います。膨大な数のパーツを1つずつもれなくメンテナンスするのはとても時間と労力と費用がかかります。それでいてお客様がオクタノルム材の綺麗さに気付いて評価してくれることは1割未満でしょうか、もしかすると口にしないだけで評価してくれている出展者様がもう少しいらっしゃるかも知れません。

弊社もオクタノルム材が綺麗であることを積極的にアピールしているわけではありませんが、注目されなくても漏れなくメンテナンス作業を行う理由は、地道で誠実な作業の積み重ねこそが出展者様からの大きな評価につながると信じているからです。

資材が綺麗であるためには作業をする倉庫もキレイでなくてはいけない筈です。ゴミの散乱した倉庫でメンテナンスしていたらたちまち資材は汚れてしまいます。そのために弊社は5S活動を取り入れ日々社内の美化を心がけています。

地道な安全への配慮がお客様の信頼とリピートにつながる

展示会会場で事故現場を見かけることがあります。大小さまざまですが時に人命にかかわる事故も起きます。会場に足を運んで感じるのは、事故の多くは個人の不注意から起きているのではないか?ということです。

例えば会場でヘルメットをしていない職人さんを多く見掛けます。ヘルメットなしで、もし頭上から工具や資材が落下してきたら、脚立から足を滑らせて落ちてしまったらどうなるでしょうか。ヘルメットの有無が事故の大きさを左右します。手袋をしていれば、安全帯をしてさえいれば防げる事故やケガも沢山ある筈です。そもそも事故は個人の範囲に納まらないのです、小さな怪我でも現場で一人作業員が欠けることは作業全体に大きく影響します。もし人命にかかわる事故が起きてしまったら、出展者様に資材を落としてケガをさせてしまったら大変なことです、状況によっては展示会自体が開催中止になる可能性もあるかも知れません。

不注意による事故一つで展示会のために多くの投資と労力を割いてきた出展企業様のビジネスチャンスが失われてしまうのです。事故は起きなくて当たり前ですが、起こさないための配慮と工夫は日々の安全への取り組みが生み出すものと考えています。

当社では全社員で備品の取付け一つから安全に配慮し意見を出し合い情報を共有して取り組んでいます。

5S活動への取り組み

セミナーへの参加 一般社団法人 中部産業連盟主催「5S展開セミナー」 参加者:川島・山口・久保3名

社内/現場で5Sを徹底

  1. 必要なものだけを選んで収納!

    夏と冬に使わない備品を判断して処分し、必要な資材と備品だけを使いやすいように棚へ収納します。床へ直には備品を置かないように配慮して床清掃も行いやすい工夫をしています。

  2. 目でわかるVM(ビジュアルマネジメント)効果!

    棚へ収納された資材は見ただけでは種類を判断しづらいので、棚や箱へ名称や寸法を入れて管理し、備品によっては数量まで記載します。当社の倉庫作業では協力会社の作業員さんに準備のお手伝いをお願いする事がよくあるので、初めて来た方にでもわかりやすくなっています。

  3. キレイに保たれている印刷室!

    印刷室は最も多くゴミが出る場所です、剥離紙や養生フィルムがすぐに溜まります。作業者も状況に応じて代わりますが作業後はいつもきれいに清掃され工具も所定の位置に戻っています。5S活動を積極的に取り入れた意識の一端を見ることが出来ます。

  4. いつでもキレイなトイレ!

    当社ではトイレ掃除の当番を決めていません。気付いた人が都度掃除をするのでいつ誰が入ってもきれいに保たれています。ご来社の際は是非当社のトイレをお使いください!掃除道具も完備していますよ!

  5. 綿密な連携が会社を強くする!

    各グループでのミーティングや月1回の全体会議、案件ごとのブリーフィングなど、日々社員が情報を共有し改善につなげています。全体会議では普段の気付きや現場での報告など些細なことを含めて議論します。自主性を持って参加できなければとても苦しい時間です。もちろん当社にそんな社員はいませんが!?

安全を最優先した作業への取組み 社員全員が等しく認識を共有・実践の徹底

中央労働災害防止協会(中災防さん)への訪問

当社は2013年に制作グループへ4人の新人を迎え大きな転換期を迎えました。今まで制作グループ2人で確認すれば済んだ作業も人数が増えたことで手分けして作業をするようになり、細部への配慮と情報伝達がうまく行き届かずミスが増え、安全に対する危機感を感じる様になりました。

ベテラン作業員の経験値は貴重な財産ですが企業として安全対策に取り組むには公的な組織の力を借る必要性を感じて中央労働災害防止協会さん(以下、中災防さん)のお力を借りることにしました。中災防さんからは「安全は社員全員が等しく認識を共有し、中長期計画を立てて継続することが一番重要です」とご指導を受けました。

会社としての安全意識の底上げをすべく全社員で会議を開き各自が思いつく限り危険な作業を挙げ、どの様に対策すべきかをリスト化しました。リストは中災防さんへ提出し、法令に準じた対策やアドバイスを頂き、社内で活かせるように実践しました。

その後改めて安全衛生診断士さんをお迎えして倉庫作業と展示会現場作業をそれぞれ診断して頂きました。

安全衛生診断の受診(社内倉庫・現場作業各1回)

倉庫作業

倉庫作業は展示会会場とは違う危険に対する配慮が必要になります。倉庫での診断では頻繁に出し入れするものは棚の低い位置に置き出し入れしやすくし、頻度の少ないものを上に収納し危険の頻度を下げる工夫や、メンテナンス用の薬品の法令に準じた管理指導を受けています。
また安全対策としてリフトや電動工具などの危険を伴うエリアでの注意を喚起する表示物の掲示など、多岐にわたり指導を受けて実践しています。

現場作業

安全衛生診断士さんをお迎えして展示会会場での施工風景を診断していただきました。事故は新人が未熟な故に起こすものとは限りません。ベテランの職人が事故を起こすことも多々あります。ベテラン故に今まで事故を起こしてこなかった過信が招いた結果です。

現場では新人ベテラン関係なくいつでも安全に対し気を配ることが必要となります。展示会会場での診断では服装の指摘から始まり資材の運搬、資材の扱い周辺環境への配慮など一つ一つの作業を丁寧にご指摘をしていただきました。

診断後は社内会議を開き、結果報告と認識の共有を行い改善できる点は設備や体制を改正して現場作業に生かしています。

当社有資格作業員のご紹介

各資格の概要

  • 足場等組み立て特別教育
    →足場の組立て、解体又は変更の作業に関わる業務に従事する資格
  • 足場組立作業等主任者
    →足場の組立て、解体又は変更の作業に関わる業務の主任者資格
  • 職長・安全衛生責任者
    →建設業・造船業における関係請負人が現場を統括管理する資格
  • フォークリフト運転免許
    →主に機体重量3t未満の小型車両系建設機械を運転するための資格
  • 高所作業車運転特別教育
    →作業床の高さが10m未満の高所作業車の運転をする資格
  • 高所作業車運転技能講習
    →作業床の高さが10m以上(無制限)高所作業車の運転ができる国家資格
  • 第2種電気工事士
    →低圧で受電する場所の配線や電気工事作業に従事できる国家資格