小間の大きさは横幅6m×奥行5.7m×高さ3.6mの二面開放という条件のブースでした。
東京ビッグサイトの西ホール入口前のアトリウムと呼ばれるエントランスでの設営となり、多くの来場者に見ていただける小間位置でした。
出展者様のサービスは社員教育などを動画でより簡単におこなうことができるe-ラーニングのソリューションです。
↓製品情報↓
AirCourse
STUDYing
人材の育成にかかる手間と時間を節約でき、学ぶ方も時と場所を選ばず動画で分かりやすく学べるこういったソリューションは、人手不足の今だからこそ注目されており、このブースも連日来場者様で賑わっていました。
動画コンテンツがメインの展示となるため、動画をどう見せていくのかはこのブースをデザインする上での鍵の一つでした。
大型モニターを多用すれば動画での訴求はたやすいですが、ただやみくもにモニターばかりを設置してもリース価格が増えるばかりで効率的に訴求できません。
このブースでは、近隣で最も強い導線通路の左右どちらから来る来場者にもアピールできるよう、55インチの大型モニターをV字型に配置しました。
縦型の看板がありながらも、モニターの距離と角度を調整し、通路の左右どちらからもよく見えるように配置したことで、動画による訴求をしっかり行うことができました。
また、看板としては大きな縦型看板を設置することで「動画共有で社員教育がカンタンに」という、この出展の主語となる言葉を大きく配置することができました。
ブースにおいて最も重要なことは、まず遠くからでもそのブースに「何が出展されているのか?」が『明確に』『一瞬で』理解ることです。
一説によると、展示会において来場者がひとつのブースを視認する時間はわずか3秒程度だと言われています。
その一瞬で、そのブースに「何が出展されているのか?」が分かる看板を設置することが大切です。
欲を出し、何でもかんでも書いてしまうと、言いたいことが分散され来場者が一瞬で理解できなくなってしまい、逆効果です。
ブース内には、展示台での個別のデモ説明を行うスペースと、じっくり座って商談できる商談席を十分にとっています。
縦型看板を見て興味を持っていただいた来場者に、その他の看板とモニターの動画で理解を深めてもらい、デモ説明でより具体的に説明。そして、その機を逃さず商談に入るという流れるような営業で、着実に顧客をつかんでいただこうという思惑をもった計算されたブースとなっています。