代表川島の社長ブログ

夏季休暇の課題図書「正直者はバカをみない」

2016.08.31

当社の夏季休暇は8/11(木)~21(日)までの11連休となっておりました。この長い休暇を利用し、当社では課題図書を決め、休暇後に原稿用紙に感想文を提出する、という決まりがあります。(小学生のようですが、、、)
今回の課題図書は、「正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学」でした。この本は展示会主催会社であるリードエグジビション社の石積社長が書いた本です。ビッグサイトを中心に、今では何個もの大型展示会を手掛けられているリード社が、いかにして成長し、展示会を成功させたかを記した本です。
現在、当社のお客様の半数はリード社主催の展示会の出展者です。ですので、リード社がどのような考え方で展示会を主催しているかを知ることは、当社として必要なことだと考え、課題図書に選びました。
当社社員からは口々に「興味深かった」という意見が聞かれました。普段意識はしていないけれども、自分たちがブースを装飾することが出来るのも、リード社のような主催会社があればこそです。そういった意味で、改めて自分たちがビジネスを出来るのは、様々な会社のお陰であることを再認識できる良い機会となりました。
私が言うまでもなく、石積社長がされた功績は非常に大きく価値のあることです。業界団体が主導し、「馴れ合い・付き合いで出展する」という過去の展示会の慣習から、「出展者が熱心にビジネスをする」展示会への転換を図りました。リード社の展示会で利益を出している会社は非常に多いことでしょう。展示会で発表された新しい製品やサービスによって、日本という国そのものを豊かに変えることに貢献していると思います。僭越ながら、私も同じ考えを持っています。当社が装飾したブースによって、「出展者に利益を出してもらいたい」「展示会によって社会を豊かにしたい」と願っています。
展示会ブースに対する捉え方は大きく二つに分かれると思っています。
一つは「構造物・建築物としてのブース」で、
もう一つは「物やサービスを売り込む場所としてのブース」です。
展示会・出展者の目的を考えれば、後者のブースを作ることが大切なはずです。しかし現実は前者の考え方が大勢です。ここの考え方を変えることが、当社のやりたいことです。リード社と当社の考え方が近いので、リード社主催の展示会の出展者からの依頼が多いのではないかと考えています。